木曜日の日記

過去を振り返ります。
そんなわけでOMIn、カーリアとともに男鹿和雄展にいってきました。
ええ、ジブリの背景をやってた人の展覧会です。

ジブリオンリーかとおもいきや、昔の作品にもふれてて、ガンバとか幻魔大戦とかはだしのゲンあたりの背景画、ラフなんかも。ラフスケッチをみてしばらく先に進むと、同じ場面の着色画がおいてあって「ああ、こういう風にかわるのか」と思ったり。
ジブリゾーンはもう背景画みながらどのシーンだとかわかっちゃうのが楽しくてしょうがなかった!
おもいでぽろぽろのあたりとか、ぼやかした絵になってるのはちゃんと作品が記憶をたどってるのを再現してたからなのかなあ。
後半のほうは背景とセルを組み合わせた技法なんかの解説もあったり。
森を疾走するシーンを、キャラの手前側、奥側に分けてさらにそれを数枚に分割、それぞれ別々のタイミングで動かして流れる風景を作るとか。説明しづらいなあコレ。
あと長距離を移動してる長回しのシーンも背景ループじゃなくてちゃんと全部描いてるのね。
もののけ姫のアシタカがヤックルで崖を駆け下りるシーンとか、縦長な背景画になってるんですよ。ああこの辺をこう降りてくんだってイメージできて面白かった。

最後の最後に子供向けのおまけコーナー。折り紙でトトロを折ろう! ってのがあってね。
ちょっと3人で折ってきた。さてどのトトロがダレのやつでしょうか。


いまだにちょっと人は多かったけど、それでも見に行った価値はありました。多分3人で2時間半ぐらいいたとおもう。結構人がいて流れが遅いってのもあったけど、それでも一点一点ちゃんと見てるとそれくらいあっというまです。
これから行こうって人は前売り券買ってくといいよ。俺ら行ったらチケ購入列で10分、入場に+10分とか書いてあったから。
あわてて美術館向かいのローソンいったら、ダレもいないのであっさりチケットかえたけどな!


大体アニメで注目されるのってキャラクターの動画とかがメインに見られますが、それだって背景があってこそ。美しい背景に宿る力は絶大です。
背景をみてキャラクターの動きが思い出せるってことは、それだけ印象が強かったってことだしね。
とても感慨深いひと時でした。